2010年 11月 10日
出産レポ③ |
午前8時半頃。
ラスト1時間くらいで、いよいよ分娩の体制に入る。
主人と母はいったん退室。
バタバタと分娩台がセットされていく。
1センチ体を動かすことすら拷問なのに、両足を乗せる台のネジが緩んでいたらしくなかなかスムーズにいかない。
イライラ。
やっと装着。
次は、両足に汚れ防止の緑の手術カバーのようなものを履かされるがこれがかなり鬱陶しい。
履いたばかりなのに、
「暑い、気持ち悪い、脱がして!」と要求。
なんとか体制が整い、主人と母再入室。
ここでやっと「きっともうすぐこの痛みから解放される~」と心の中で思う。
(実際はここからがまた辛かった)
それにしても、いったいいついきむのか?と随分前から思っていたので、
やっと「いきみたくなったらいいよ~」と言われたことにほっとするが、
いきみたい感覚というのがいまいちわからず陣痛を逃すので精一杯。
わからないながら、陣痛の波が来たときに息を止めてきばってみると、
「それでいいです~上手ですよ~」とその気にさせてくれる。
が、こっちは穴という穴からすべてのものが出そうになる。
「なんか出そうーーー」と言うと
「出していいよーーー」と言われる。
(押さえてもらっていたので出てませんけど。多分。笑)
何回いきんだかわからないけど、ここで陣痛の波が遠退いてしまう・・・
波が来なければお産中断・・・。
促進剤とかなんやかんや・・・。
そんなの絶対に嫌だ!と思い、波が来てもいないのにいきんでみる。
無駄な体力を消耗。
なんとかまた波が戻りいきんでみるが、お産が進んでいるのかどうか一切不明。
ただ、さっきまでの痛みプラス呼吸がしんどくなる。
次は、いつになったら先生が登場するのか気になる。
「裂けるくらいなら切ってください」と事前にお願いしていたため、先生が来ないと始まらない。
終わりが見えず待ちきれず、
「先生いつ!?まだ???」と叫ぶ。
主人と母、失笑。
そろそろかな、と百子ちゃんとその他助産師さんの判断でやっと先生登場。
「あぁ、やっと終わる~」と思うが、またここで陣痛が遠退く。
最後の最後まで苦しい。
遅れてやってきた波を逃すまいと、全身の力をこめていきむ。
すると百子ちゃんと手術に付き添うベテラン看護婦さんと先生で、切る箇所を確認。
無駄に切らないため、いきんだ瞬間に裂けるであろう箇所を特定。
先生と看護婦さんが手術の準備を手早くしている間に、他の看護婦さんに尿道に管を通される。
多分普通なら相当痛いような気がするけれど、無痛。
そして切開準備完了。
「あと1回いきんで~!」と言われ、酸欠状態になりながらもいきむ。
ここでやっと先生が切ってくれた様子。
麻酔も切開も、無痛。
主人曰く、とても太い注射針だったらしいが、とにかく無痛。
陣痛の痛みで他の痛みを感じない。
そしてとうとう次のいきみで赤ちゃんの頭が出てきた様子。
百子ちゃんが大分導いてくれていたと思うが記憶が曖昧。
頭が出てきたあたりから、「こ、壊れる・・・」と思っていたあの下腹部とお尻の激痛がスゥーっと消えていく。
天国。
と思ったけど、すぐさま今度はありえないものが挟まっている感覚!
な、なんか熱い!
「なんか挟まってるーー!!!早く引っ張って!!!」と叫ぶ私。
なんかって…ついに助産師さんも失笑。
「ゆっくり回って出てくるからね~引っ張れないからね~もうすぐだからね~」と、励ましてくれる。
そしてついに10月28日午前9時46分、3055グラム50センチで誕生した我が子。
この次点で痛みはゼロになる。
本当の天国。
感動の瞬間をこの目で確かめたかったのに、一番大切な場面は意識が朦朧としていて、出てきた瞬間を見ることが出来ず。。。
見たのかもしれないけど、覚えていないといったほうがいいかな。
でもすぐに、私の胸の上に生まれたばかりの赤ちゃんを乗せてくださって、その時に感じた温かみは一生忘れられない、感動。
さっきまでお腹の中にいたのに、今は私の上でしっかりと呼吸をしている。
オギャーオギャーと泣いている。
涙。
朦朧としながら我が子にかけた一言目は、「お疲れさま」だったかな。
そして、「生まれてきてくれてありがとう」
出産レポ①~③お付き合い頂きありがとうございました~
出産直後の私の後処理、入院生活、出産費用、等々出産レポ④に続く~
ラスト1時間くらいで、いよいよ分娩の体制に入る。
主人と母はいったん退室。
バタバタと分娩台がセットされていく。
1センチ体を動かすことすら拷問なのに、両足を乗せる台のネジが緩んでいたらしくなかなかスムーズにいかない。
イライラ。
やっと装着。
次は、両足に汚れ防止の緑の手術カバーのようなものを履かされるがこれがかなり鬱陶しい。
履いたばかりなのに、
「暑い、気持ち悪い、脱がして!」と要求。
なんとか体制が整い、主人と母再入室。
ここでやっと「きっともうすぐこの痛みから解放される~」と心の中で思う。
(実際はここからがまた辛かった)
それにしても、いったいいついきむのか?と随分前から思っていたので、
やっと「いきみたくなったらいいよ~」と言われたことにほっとするが、
いきみたい感覚というのがいまいちわからず陣痛を逃すので精一杯。
わからないながら、陣痛の波が来たときに息を止めてきばってみると、
「それでいいです~上手ですよ~」とその気にさせてくれる。
が、こっちは穴という穴からすべてのものが出そうになる。
「なんか出そうーーー」と言うと
「出していいよーーー」と言われる。
(押さえてもらっていたので出てませんけど。多分。笑)
何回いきんだかわからないけど、ここで陣痛の波が遠退いてしまう・・・
波が来なければお産中断・・・。
促進剤とかなんやかんや・・・。
そんなの絶対に嫌だ!と思い、波が来てもいないのにいきんでみる。
無駄な体力を消耗。
なんとかまた波が戻りいきんでみるが、お産が進んでいるのかどうか一切不明。
ただ、さっきまでの痛みプラス呼吸がしんどくなる。
次は、いつになったら先生が登場するのか気になる。
「裂けるくらいなら切ってください」と事前にお願いしていたため、先生が来ないと始まらない。
終わりが見えず待ちきれず、
「先生いつ!?まだ???」と叫ぶ。
主人と母、失笑。
そろそろかな、と百子ちゃんとその他助産師さんの判断でやっと先生登場。
「あぁ、やっと終わる~」と思うが、またここで陣痛が遠退く。
最後の最後まで苦しい。
遅れてやってきた波を逃すまいと、全身の力をこめていきむ。
すると百子ちゃんと手術に付き添うベテラン看護婦さんと先生で、切る箇所を確認。
無駄に切らないため、いきんだ瞬間に裂けるであろう箇所を特定。
先生と看護婦さんが手術の準備を手早くしている間に、他の看護婦さんに尿道に管を通される。
多分普通なら相当痛いような気がするけれど、無痛。
そして切開準備完了。
「あと1回いきんで~!」と言われ、酸欠状態になりながらもいきむ。
ここでやっと先生が切ってくれた様子。
麻酔も切開も、無痛。
主人曰く、とても太い注射針だったらしいが、とにかく無痛。
陣痛の痛みで他の痛みを感じない。
そしてとうとう次のいきみで赤ちゃんの頭が出てきた様子。
百子ちゃんが大分導いてくれていたと思うが記憶が曖昧。
頭が出てきたあたりから、「こ、壊れる・・・」と思っていたあの下腹部とお尻の激痛がスゥーっと消えていく。
天国。
と思ったけど、すぐさま今度はありえないものが挟まっている感覚!
な、なんか熱い!
「なんか挟まってるーー!!!早く引っ張って!!!」と叫ぶ私。
なんかって…ついに助産師さんも失笑。
「ゆっくり回って出てくるからね~引っ張れないからね~もうすぐだからね~」と、励ましてくれる。
そしてついに10月28日午前9時46分、3055グラム50センチで誕生した我が子。
この次点で痛みはゼロになる。
本当の天国。
感動の瞬間をこの目で確かめたかったのに、一番大切な場面は意識が朦朧としていて、出てきた瞬間を見ることが出来ず。。。
見たのかもしれないけど、覚えていないといったほうがいいかな。
でもすぐに、私の胸の上に生まれたばかりの赤ちゃんを乗せてくださって、その時に感じた温かみは一生忘れられない、感動。
さっきまでお腹の中にいたのに、今は私の上でしっかりと呼吸をしている。
オギャーオギャーと泣いている。
涙。
朦朧としながら我が子にかけた一言目は、「お疲れさま」だったかな。
そして、「生まれてきてくれてありがとう」
出産レポ①~③お付き合い頂きありがとうございました~
出産直後の私の後処理、入院生活、出産費用、等々出産レポ④に続く~
by pecomann55
| 2010-11-10 10:32
| 妊娠・出産